動画広告で成功するためのツボとコツ

YouTubeやTikTok、InstagramといったSNSなどのコンテンツとしてはもちろんのこと、広告フォーマットとしても動画の需要はますます高くなっています。

そうした状況下で、どうすれば他のコンテンツに埋もれず、効果を上げられる動画広告にすることができるのか? そういったご質問をお客様から頂くことが多くなりました。

その動画広告で成功するためのコツをご紹介いたします。

動画広告の種類と特徴

動画広告と言っても色々な種類があります。
下記では、主な4つの動画広告についてその特徴を分かりやすく解説します。

インストリーム広告

YouTubeやニコニコの動画サイトで配信される動画を閲覧する前後、または中間に流れる広告のことです。動画を視聴すると自動的に広告が再生されるので、費用対効果の高い広告となっています。 再生時間は15秒とTVCMに近い長さのものが多く、動画広告の中でももっとも多い形式となっています。

ポイントになるのが「スキップせず、最後まで見たいと思わせる」こと、「印象に残るものにする」こと。動画を見る前に出て不愉快な気分にさせない、好奇心をくすぐる内容であれば、コンバージョンにつながりやすいです。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告は旧称インバナー広告というものです。 CPC課金でディスカバリー広告は動画の検索結果や再生画面下の動画リストの中に挿入される広告を指します。 ディスカバリー広告の特徴は、インストリーム広告とは異なり、動画を途中で飛ばしたりするスキップ機能はありません。 有名なインバナー広告としてYahoo!などの大型情報サイトで使われており、従来のバナー枠に表示されます。

利点としては、ターゲット設定に基づいてユーザーのニーズに合う広告を表示してくれてます。 更には、動画サイトの利用が少ないユーザーに対して動画広告が届きやすい強みがあることも人気の理由の一つです。

インリード広告

インバナー広告とは異なり、動画広告がコンテンツ(記事)の中に配置されている広告のことです。ユーザーが画面をスクロールし、広告部分が表示されたときに動画の再生が始まります。 広告が画面に表示されるたびに動画が最初から再生されるのでストーリー性を持った動画と相性がいいです。

例えば、ニュースサイトなどで記事を閲覧している際に、動画の広告が自動で再生されるようなものがインリード広告です。 特徴として、動画広告が画面内に正しく表示されたときのみ再生され、広告枠のところまで閲覧されなければ動画は再生されないことがあります。 コンテンツの中で表示するため、ユーザーの視界に入りやすく、動画を最初から見せることができます。そのため、ストーリー性のある動画広告を打ちやすいです。

スマートフォンを中心としたプロモーションで注目されている広告です。

画像出典:ムービータイムス

インフィード広告

FacebookやTwitter、Instagramやニュースアプリなどのフィード内(タムラインなど)に配信できる広告です。SNS動画広告の代表格とも言われ、タイムラインに自然な形で表示されているので、ユーザーの目に留まりやすくなっています。
ただし、フリークエンシー(表示頻度)には気をつけましょう。 あまりにしつこすぎると、エンゲージメント率が悪化するといった残念な結果になります。
また、広告を配信するメディアやSNSなどのユーザー層と、自社のターゲットがマッチしていないと、期待していた効果は得にくいでしょう。
ニュースメディアやキュレーションアプリ、ポータル系サイトでも見受けられます。

動画広告のメリット

最大のメリットは、従来のテレビ、新聞、雑誌を介した広告よりも、安価な費用で広告を流せることです。コスト面だけを考えても、半分以上の節約が可能でしょう。
また、広告のパフォーマンスをリアルタイムで分析ができ、動画広告はテレビCMと違い偶然接触ではありません。 年齢や性別、地域、映像ジャンル、キーワード連動、視聴時間帯設定、視聴回数、言語など、実に様々なフィルタリング条件を設定することができるため、より効率的なターゲット設定と成果の向上を期待することが出来る点が大きなメリットといえます。

動画広告のデリット

サイトやSNSになじみやすい一方で、広告と思わずにクリックしたユーザーが「だまされた」と感じるおそれがあります。そのため、広告であることがわかるような工夫が必要となります。 また、広告を配信するメディアやSNSなどのユーザー層と、自社のターゲットがマッチしていないと、期待していた効果は得にくいでしょう。

動画広告を掲載する時間帯を設定することができても、どこに表示されるか制限をかけにくいという点も大きなデメリットです。

動画広告の効果を上げるためのコツ

動画の方向性を決める

動画を制作する際は、まず動画の目的・方向性を決めことが大切です。「動画の目的は何か」「訴求したいポイントはどこか」を整理してから動画を作り始めないと、ボヤっとてユーザーへ伝わらない動画になってしまう恐れもあります。

魅せる工夫をする

数分にも及ぶ長い動画広告を作ったとしても、最初の数秒でスキップされては意味がありません。 それではせっかく最後に良いシーンがあったとしても宝の持ち腐れです。 そのため、しっかりと見てもらえるポイントを動画に取り込む必要があります。 有効であるとされているポイントとして「数字での具体的な主張がある」「冒頭の3秒までに商品やサービスが出る」「動物が登場する」などがあります。
商品やサービスによっては全てを取り込むことは難しいですが、これらのコツを取り入れると比較的スキップされにくい広告になるでしょう。

適切な媒体に掲載する

動画の制作にあたって、広告を掲載する媒体の選択も重要です。 ツイッターは若者が多く拡散力が大きいことから、話題になりやすい動画であれば、注目を集めることができます。 例えば、10代から20代の若年層ユーザーは普段の会話をするようにTwitterを利用して、20代のユーザーは情報収集としてTwitterメインにしている傾向にあります。その理由から、Twitter広告は若年層へのアプローチによる効果が高い可能性があると予測することができます。
また、Instagram、Facebookの場合は無音で動画を視聴するユーザーが多い傾向にあるので、無音でも問題ないコンテンツが有効です。 それぞれの媒体に合った動画広告があり、規模や製作費なども多様になってきます。
動画広告を外注する際に、どういった媒体でどんな種類の動画広告を掲載したいのか考える必要があるのです。

まとめ

近年増加し続けている動画広告は、提供できる情報の多さと表示時間の長さから、バナー広告に比べてユーザーに与える影響が大きいとされている広告手法です。 適切に使うことができれば、認知度の向上や購買促進といった効果が得られますが、動画は制作コストが大きいことを念頭に置く必要があります。
動画広告を配信する目的を定め、ユーザーへ魅せれるような広告を制作し、自社の特徴に合わせた配信方法を選択することが集客を成功する上で大切です。

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