ここ数年、ソーシャルメディアを賑わしてきた動画マーケティングは
2019年ますます加速しそうです。
ユーザーの平均的な集中時間は短く、多くの人はブログ記事を読むより動画を見ることを好む傾向があるため、動画マーケティングは理にかなってます。
また、動画市場を大きく飛躍させたものとして
「ライブ動画」が挙げられます。
ライブ動画は、オンラインセミナー、製品発表、質疑応答などに活用可能で
ユーザーと企業が同じ時間を共有し、エンゲージメントを高める効果があります。
製品・サービスとユーザーを直接結び付けるために有効的なマーケティング手法です。
ユーザーの関心を引きたいブランドが、ソーシャルメディア上でライブ動画を配信することが非常に多くなり、個人でも手軽に自分の考えを世界にアピールできようになりました。
YouTubeだけにとどまらず、Facebook LiveやInstagram Liveのようなプラットフォームは、マーケターと彼らのターゲットが直に接する場所を作ったといえます。
ユーザーにとっては、そのライブを逃すと情報が得られなくなる恐れがあるため、そのライブを逃すまいと、より注意を高めてくれるでしょう。
また、リアルタイムで映像配信するため、予期しなかったサプライズやハプニングが起こるのではないかという期待感が、ユーザーを引きつけます。
ライブ動画に時間をかけて視聴したユーザーには、予定調和の録画動画にはない魅力が伝わり、高い満足感を与えられるのです。
米シスコ社の調査では、
2016年から2021年にかけてライブ配信動画の流通量が5倍に増加されると予想されました。
2021年時点では、全世界の動画トラフィックのうち、13%をライブ動画が占めるとされます。
そして、
録画された動画に比べて視聴時間が8倍長いという調査があります。
この高いエンゲージメントを最大限活用するために、主催者側から視聴者へ質問を投げかけたり、視聴者からの質問に回答したりすると良いとされます。
フィルムがデジタルカメラにとって代わられた2000年初頭と同じ様に、動画制作のハードルはますます低く、誰でも参入できる環境が整いました。
来年以降も動画のフィードは増え続ける見込みですが、
今後より重要視されるのはクリエイティブな独創性が求められます。
ユーザーの関心を促すインタラクティブな動画や、想像力豊かな動画マーケティングが必要です。今後はより映画的になり、単なるライブ動画ではなく急速に成熟したものになるでしょう。
2019年はコレまで以上に「pivot to video(動画への転向)」が日本国内でも注目されることになると、容易に想像できます。
消費者は簡単に飽きるものです。動画を使ってユーザーを惹きつけ、魅了できるブランドのみが勝ち残る時代が到来したのです。
Hubspotのデータによると、
電子メールに動画を追加するだけでクリック率が200〜300%向上し、ランディングページに動画を表示するとコンバージョン率が80%向上するといわれています。
中小企業、個人事業主が集客力を上げて差別化を図るためには動画の重要性はあなどれません。
2019年、自社の事業活動やマーケティング活動を改めて見直したとき、動画マーケティングを戦略のひとつとして取り入れる方法をまずは考えるべきと確信しております。
2019年は、動画コンテンツを流行として捉えるのではなく、マーケティング戦略の必須項目としてアプローチしてみてはいかがでしょうか。